日々これ実感。 痛いときは痛い。辛いときは辛い。楽しいときは楽しい。 ・・・そんな僕の毎日感じたことを書き留めておきたいと思います。 まあ、なからなから(方言)ですが・・・。
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不良
2009-05-19 Tue 00:21
 「ちょっと出てくる」
22時30分頃、僕は飲み始めたにもかかわらず、何かが足りなく思えて夜の街に出た。

 「車で行くんじゃないよね?」
「勿論」

 僕は近くの二十四時間営業の食品ストアーに向かって歩き始めた。
しばらくして、夜空を見上げた。

 なんだ、あんまり星が綺麗じゃないな。
今でも思い出す、東京からギターを捨てて帰ってきて見上げた夜空。

 「これからこんな綺麗な夜空と星の下で生きていくんだ」

 あれから何年経ったのだろう。
結局、あんまし、夜空を見上げてる余裕なんてなかった。


 夜の道をとぼとぼ歩いた。
田んぼから聞こえる蛙の声。 こんな蛙の大合唱を子供たちは知っているだろうか。

 またしばらく歩くと、 僕らの街の山奥から流れる横河川の水の音。
この川もこんな夜にしっかり息づいている。 


 親父のことを思い出していた。
生前彼は近くの川に酔っ払って落ちた。

 もしかして死ぬつもりだったの?
いや、彼は小説に殉ずるつもりだけ、だったのだと思う。

 家族を養いながら、唯一自由な夜のしじま、親父は理想のあの場所に近づきたくなっただけなのだ。


 深夜のストアーは、静かに賑わっていた。

 こんな深夜の街を知らずに生きている人が大多数だと思う。
でも、そんな静寂の中に何か、得体の知れない真実が存在すると思う。


 僕はこれから不良になろう。
それが残された時間を大切に使う方法。

 「親父、元気か? そのうちそっちへ行くからな」
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